2008年3月10日
ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」テーマソングを制作してくださるヤドランカさんご自身から、メッセージをいただきました。
月刊ソトコト3月号「ソトコト環境移動教室」に子どもたちとの絵画教室の模様が掲載
「奈良には、日本の歴史や伝統の奥行きに触れることができる場所として、来日以前から興味と親しみを抱いていました。来日してからも、ライヴや取材で訪れるたびに、世界遺産や歴史遺産そのものだけでなく庭や山や町並みや、そこに住んでいるひとたちに接することで、感動とインスピレーションを与えてくれる場所となりました。
いうまでもなく、楽器の伝播に最も大きな役割を果たしたのはシルクロードです。シルクロードの終着地点でもある奈良の正倉院に宝物として残る四弦琵琶は、インドをへて中国にきてピーパ(中国琵琶)となって、海をこえて雅楽器として日本に紹介されたものと聞きます。私が弾くサズも、西アジアで誕生した古楽器から、長い歴史の旅路の中で変化しながら伝わったもので、琵琶とルーツは同じです。終着地点としての奈良が、この世紀になって、シルクロードの出発地点として世界に開かれていくようなイメージを、施設のロケーションの素晴らしさと一緒にテーマソングに重ねてみるつもりです。
オープニングイベントライヴでも演奏しますので、楽しみにしていてくださいね。」
ヤドランカさんのお名前のJadranは“アドリア”、kaは“子”を意味していて、「アドリア海の子」となるのだそうです。祖国である旧ユーゴは「7つの隣国、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国※」と呼ばれたほど、複雑だけどお互いの違いを意識せずに暮らせる文化に恵まれた豊かな国だったそうです。不思議なことに日本と習慣が似ていたり、浮世絵、俳句、黒澤映画などに親しむ母親の影響から、ヤドランカさんも幼いころから日本に興味を持っていらっしゃったのだとか。
テーマソングやオープニングイベントの情報はまたこのブログでお知らせしますね。
(※7つの隣国:イタリア、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ギリシア、アルバニア/ 6つの共和国:スロベニア、クロアチア、セルビア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア/ 5つの民族:スロベニア人、クロアチア人、セルビア人、マケドニア人、モンテネグロ人/ 4つの言語:スロベニア語、セルビア語、クロアチア語、マケドニア語/ 3つの宗教:カトリック、東方正教、イスラム教/ 2つの文字:ラテン、キリル)


