【大和百菜】奈良産の新鮮野菜や果物が手に入ります

2008年3月17日

産地直送『大和百菜』には毎朝、奈良県内の農家から新鮮な野菜や果物が運ばれてきます。葉ものはシャキっと元気だし、みずみずしいフルーツも色とりどりに並んでいます。奈良の食と文化にこだわるふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」にオープンするのですから、当然品物もすべて奈良産のもの。大和百菜は農家と直接提携しているので、農家の方が心を込めて作った新鮮で、安全な品物が、納得のお値段(→ここ大事!)で買うことができます!

生産者パネル

野菜のコーナーには生産者の顔写真と名前が大きく紹介されていますし、あられやかき餅などの袋には、手作りした農家のおばあちゃんの写真シールが貼られています。

あすかルビー

こちらは奈良のイチゴ「あすかルビー」。こうやって写真と名前が商品に入ると、農家の人も品物に責任と自信をもって販売できるのだそう。ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のお店は奈良市内なので当然どこよりも新鮮なものが届きます。生鮮品はその日採れたものが運ばれてくるので、日によって何が入ってくるかはお楽しみに。

生鮮食品だけでなく、ジャムやお豆腐、こんにゃくなど奈良の特産品を使った加工食品もありますし、吉野杉のまな板やコースターなど日常使える工芸品も扱っています。

奈良特産のお肉を使ったレトルトカレー。一度ご賞味あれ!

実は奈良の特産品、生鮮食品はいろいろあるのですが、まだまだ全国の方には知られていないよう。普段何気なく食べている野菜や果物でも奈良県産はあるのですが、それとは別に日本古来から栽培されてきた“大和野菜”も扱います。たとえば、大和芋など特産品が手軽に買えますよ。

ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のお店では、奈良の特産品のPRだけにとどまらず、奈良の観光案内や情報発信をはじめ、生産者の方とのふれあいや、イベントも企画中です。大和茶やちょっとした手づくりのお菓子なども出す予定です。観光途中で気軽に立ち寄れる休憩場所みたいになれば・・・そんな思いで今、オープンに向けて準備が着々と進められています。ぜひ一度お立ち寄りくださいね。


★奈良の食材豆知識★
野菜:県認定の「大和の伝統野菜」は現在15品目。大和まな(わが国で最も古い菜っ葉のひとつ、古事記にも出てきます)、ひもとうがらし(細く、濃緑色の甘味とうがらし)、大和きくな紫とうがらし黄金まくわ(瓜)、片平あかね(人名じゃありません。山添村片平地区で戦前から栽培されている、葉筋から根先まで赤いカブのこと)、大和三尺きゅうりなどがあります。
お肉:大和肉鶏(ブロイラーの倍以上の手間ひまをかけて育てられ、「かしわ」本来の味わい)
奈良ポーク榛原牛(高品質でじわじわと認知度が上昇中)など
お茶:大和茶(高冷地で栽培される、奈良の宇陀の銘茶)
お米:ヒノヒカリ(コシヒカリと黄金晴<こがねばれ>をかけあわせた品種)
果物:あすかルビー(近畿でナンバーワンの生産高)、ハウス柿(全国一の出荷数)などなど。

【シルクロードの終着駅】奈良初&西日本最大級の鉄道ジオラマ登場!

2008年3月17日

鉄道ファン、ジオラマファンはもちろん、鉄道初心者や旅好きの人にも見逃せないスポットが登場します。その名を「シルクロードの終着駅」といい、ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」の尾田組がプロデュースする“鉄道ジオラマビュッフェ”です。奈良をイメージした西日本最大級のNゲージ鉄道ジオラマと昭和30年~40年代をイメージしたHOゲージ鉄道ジオラマが自慢なんです。

まあ何がスゴイって、とにかく鉄道ジオラマの大きさと、列車やシステムの充実ぶりです。キーワードは、「Nゲージ14線とHOゲージ6線」「自分で操作できる20台の運転席」「時間とともに変化する奈良の景色」。この3つを聞いただけで、腰を浮かした方は相当の鉄道模型ファン!?!電車好きのベテランさんにはたまらないことでしょう。しかも走る列車を見ながら軽いお食事もできるビュッフェ&バー。(ソフトドリンクはお代わりOK、HOゲージのコーナーではアルコールもあります) お一人でも、お子さまとも一緒に楽しめる、このジオラマビュッフェの魅力をたっぷりリポートします!

では詳しいことはやっぱりそのプロに!ということで 「シルクロードの終着駅」の駅長こと、竹岡さんに説明してもらいましょう。
「鉄道模型やジオラマは、今でこそ一般にも認められ人気がでてきましたが、ヨーロッパでは昔から大人の趣味、King of hobbyといわれるほど歴史と伝統があるものなんですよ。海外ではHOゲージのほうが主流ですが、日本はNゲージが普及しています。」

「シルクロードの終着駅」ではNゲージが7ブロック上下線で14線。鉄橋は4箇所、駅も7つあります。電車同士がすれ違ったり、鉄橋で交差する様子があちこちで見られますよ。Nゲージのほうはお子さんにも人気の新幹線も走らせます。またお客さまがご自分の模型をお持ちになって走らせていただくのも大歓迎です。映像も流れますし、ビデオ撮影もできます。」

尾田組では1年半ほど前から企画しはじめ、実際の設計に入るまでに何度もプランを練り直したそう。特にHOゲージのジオラマにはこだわりがあります。

「HOゲージは、3ブロック上下で計6線あります。HOゲージの車輌は、Nゲージより大きくパーツひとつひとつが手づくり。昭和30~40年代に関西で活躍していた車輌、近鉄電車はもちろん阪急や南海の懐かしい車輌を走らせるんです。ジオラマも奈良の町並みを再現して、地元ではなじみのある建物やのどかな田園の雰囲気もつくりました。また、鉄橋の走行音にもこだわってみました。時間帯によって街灯や電車のヘッドライトが点灯するのもぜひご覧いただきたいですね」

団塊の世代にはきっと懐かしい、子どもたちにとっては珍しい鉄道ジオラマ。HOゲージの模型は、車輌番号もちがっていて、よく見ると車内の座席や窓もちゃんとつくりこまれています。

運転台も本物そっくり!

「模型のほかにこの運転台にも特別こだわりがありまして・・・ブレーキハンドルは金型からつくったオリジナルで、見た目以上に重量感があります。お好きな電車を選んで思い思いに走らせたり、駅舎で一時停止させたりする楽しさをぜひ体感してください。」とのこと。

*オープン時間は10~22時まででNゲージ20分500円、HOゲージ30分800円。フード、ドリンクのみオーダー制で、入場料は不要。予約制ではありません。


*ブログ読者のみなさんだけに教えちゃう、奈良の鉄道とジオラマの秘密*
開業後僅か8年で明治末期に廃止された「大仏鉄道」をご存知の方はかなりの通!現在のJR加茂駅と奈良駅を結ぶ全長10kmの鉄道が走っていたそうです。名古屋方面から奈良への観光客のための鉄道でしたが、今では大仏駅跡付近にあるモニュメントが面影を残すのみです。 その後、奈良軌道(後に大軌電車→おなじみの近鉄電車へ)ができ、当時の駅は現在の近鉄奈良駅前ロータリーの場所にあって、次の油阪駅(現在の大宮通とJR線の交差付近)まで路面電車のように走っていたんですって! 知る人ぞ知る、そんなレアなところもジオラマのどこかに再現しているそうなので、ぜひ探してみてくださいね。どうしても見つけられなかったら、「シルクロードの終着駅」の“駅員さん”に聞いてみてください。

* 鉄道模型のゲージとは?
Nゲージは線路幅 (軌道の間隔・軌間)が9mmで縮尺1/148~1/160の鉄道模型規格の総称で日本で一番普及している鉄道模型。小形模型のうち諸外国ではHOゲージ (OOゲージ)縮尺1/87、軌間16.5mmが主流です。

【志まづ】 四季折々の食材と吉野葛を使った繊細な日本料理

2008年3月14日

とうとうオープンまで一週間をきりました。今回ご紹介するのは、日本料理 志まづです。

志まづ 葛料理

こちらは肩ひじはらずにいただける懐石料理、なかでも吉野本葛を使ったお料理が自慢なんですって。実は、日本料理 志まづ吉野本葛 黒川本家と同じ、奈良北にある宇陀のお店。ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」の運営協力のきっかけは、コンセプトの「奈良の食と文化の発信」に共感するとともに、東大寺に近く、若草山の全景が見られるこのロケーションのよさに感動したからだそう。「若草山を間近で見られる場所はほかにもありますが、全体がきれいに見られるところはそうないですよ」と語る、島津 正典さん。そういえば尾田組旧社屋からの眺めは本当に絶景でした。

場所はその尾田組の歴史ある建物を改装した西の棟。その1階に吉野本葛 黒川本家が、2階には日本料理 志まづがオープンします。中は掘りごたつのある畳のお部屋と和風モダンでゆったりとしたテーブルスタイルの席、グループや大家族にうれしい個室もあります。(個室はぜひ予約をおすすめ!)

日本料理、懐石料理と聞くと、(ちょっと敷居が高いかな?)とか(お食事に時間がかかりそう?)と思われがちですが、観光で来られる方やファミリーの方にも、気軽に本物の美味しさを味わってもらえるよう配慮されているので大丈夫。
お昼は、茶粥のお膳をはじめセットメニュー(2000円~)が中心。
夜は、ミニ懐石4500円~、おすすめは1万円~。新鮮な大和野菜や大和肉鶏のお料理が並びます。アラカルトはその日によって旬のものを出すそう。奈良の地酒をはじめ奈良特産の梅酒や、焼酎もあります。21時(ラストオーダーは20時)までオープンしているのもうれしいですね。

さて、日本料理のルーツをさかのぼると、奈良時代にはすでに中国から伝わった料理法が日本の風土や産物と結びつき、やがて日本風の料理に変化していたそう。特に「国のまほろば」とうたわれた大和(奈良)は、全国から貢物や献上品が届けられていたのだとか。また時代を経て洗練された懐石料理は、新鮮な旬の食材と磨かれた調理の技、器や盛り付けもふくめ「おもてなしの心」をもって供される日本の素晴らしい食文化なんです。

☆大和の茶がゆ☆
文字通りお米を茶で炊いたかゆで、1200年前に始まった東大寺のお水取りの練行衆の食事として供されてきたそう。奈良では、今でも親しみを込めて「おかいさん」と呼ばれるほど日常的な一品で、さらっと炊きあげ、ねばりがないのが特徴です。

もうひとつ、皆さんにぜひ味わっていただきたいのが、老舗 黒川本家の吉野本葛を使ったお料理。以前もご紹介しましたが、なめらかで香りのよい本葛がいろんなお料理に生かされています。素材を上品に引き立てる葛は日本料理には欠かせません。

たとえば・・・
☆ 春のおすすめ、桜蒸し☆
道明寺粉(*1)と新鮮な鯛を桜の葉で包んで蒸した上に、とろりと銀あん(*2)をかけた一品。ほんのりピンク色で、淡白な鯛と桜の風味、そしてもっちりとした食感がたまりません。(写真でお見せできないのが残念です・・・)

☆ 四季の本葛豆腐☆
季節の素材と本葛100%をつかった葛豆腐。黒豆やとうもろこし、れんこんなど旬の素材をいかしていて、ひんやりつるり。なんともいえずあとを引くおいしさです。

☆ 和菓子、水菓子☆
懐石料理の最後に出るデザートにも本葛100%のくず菓子や奈良の果物が。おみやげのくずきりやくずまんじゅうは1階で買えます。

若草山を眺めながら、四季の美味しさを存分に味わってみてください。そうそう、ガラスの入った壁面に陽の光が入る時はとても美しいそうなので、タイミングよく見られたらラッキーかも♪

島津さん「奈良には美味しいものがたくさんあるので、ぜひ全国から来ていただいて、味わっていただきたいですね。ぜひ志まづにもお気軽にお立ち寄りください。スタッフ一同、心よりお待ちしています。」

(*1)道明寺粉:水洗いしたもち米を水に漬け、蒸した後乾燥させた保存食・糒(ほしい)。その糒を粗挽きしたもので大阪・藤井寺の道明寺で最初に作られたことに由来しています。関西では道明寺といえば桜餅を指すことが多いようです。
(*2)銀あん:冬瓜や蕪蒸しやまんじゅうのあんかけなど、葛あんを使った料理を、日本料理では 「吉野仕立て」とよびます。銀あんは”淡口醤油”で仕上げた透き通ったあんのこと。対して「べっ甲あん」は、”濃口醤油”などで仕上げた濃い色のあんを指します。

【わらべ 喜庵】モットーは「一期一会の喜び」

2008年3月14日

“おそばと季節のごはん”というフレーズがなんともそそられる「わらべ 喜庵(よろこびあん)」。聞けば、尾田組のふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」に出店協力してオープンするこのお店は、大阪・北新地の老舗手打ちそば「喜庵」の息子さんが腕をふるうのだそう。おそばのおいしさはお墨つきですが、季節のごはんは、大阪市内の日本料理店で修業をした一喜(かずき)さんオリジナルのメニュー。たけのこや豆ごはんなど季節ごとに炊き立てふっくら、旬の素材のおいしさが味わえます。“おそばと季節のごはん”、両方食べられるのはココだけです!

さて、ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」の看板やポスターももうすぐお披露目なんですが、「わらべ 喜庵」の紹介には、美しい版画が使われます。(ちょっとフライング情報かな?) お店に置かれる和紙&和綴じのお品書きは、一品一品風情のある版画が添えられているのでわかりやすいです。

恋そば

「恋そば」は小サイズが2つ

まずは、お味見しなくっちゃ、ということで一番人気の「恋そば」を選択。実はこれ、女性限定メニューで2つの小さいおそばが選べるんです。散々迷って決めたのは、冷たいざるそばとあったかい天とじなめこそば。

天とじなめこそば

ざるそばはつるつるっとのどごしよく、天ぷらとじは大きな海老天とふんわり卵が絶妙~♪
(先に出してもらったおろしざるそばは、夢中で食べちゃって・・・食べた後で写真を撮っていなかったことに気づきました。読者のみなさん、ごめんなさい~) とろっとした蕎麦湯までちゃっかり飲み干しちゃいました。とっても美味しかったです!!

二八そばのほかに、新そばの秋には十割そばも出るそうです。そば粉は信頼のおける製粉業者さんから季節ごとに一番いい産地のものを取り寄せているのだとか。また所柄、外国から観光に来られる方のために、英語、中国語、韓国語のメニューを用意されています。ちなみに“かけそば”を英語でいうと “soba in broth”。SOBAはWASABI同様にこれで通じるんですね。海外のお友だちやお知り合いがいるなら、奈良観光への案内がてら日本食にトライしてもらうのもいいかもしれません。

恋そば

大阪・北新地の「喜庵」にもすでにオープンのお知らせが。

ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」では旧尾田組時代からある桜が見事です。今回、奈良の一番桜で有名な氷室神社から、桜の若木をいただき“わらべ喜庵”の店前に植えられました。これから、毎年、一段と美しい春の桜をみせてくれることでしょう。

尾田組自慢の桜

(旧尾田組本社前にて2007年撮影)

「桜の季節は特にきれいでしょう。若草山も一望できて、四季の移ろいを感じていただける本当にいい場所なんです。奈良のよさとともに、心に残るおそばや料理をお出ししたい、と。毎日、お客様との一期一会の喜びを大切にしたいと願っているんです。」と山本さん。カウンター、テーブル席のほか個室もあるのでご家族づれ、グループにもぜひおすすめです。

大阪・北新地の手打ちそば「喜庵」は創業37年。当時お蕎麦屋さんは大阪市内には2軒しかなかったそう。また東京・神田の有名店、「藪蕎麦」5代目が修行に来たほどで、根強いファンも多い。お酒やアテを楽しんあと〆に蕎麦という江戸風スタイルを大阪で提案したのも「喜庵」が初めて。

【味穂】関西人もうなる美味しいたこ焼き

2008年3月12日

前回に引き続き、“粉もん”のお店をもうひとつご紹介しましょう。お好み焼きの鶴橋風月のお隣は心斎橋 味穂のお店。大阪ミナミで人気のたこ焼きが、ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」で味わえるんです!ここのたこ焼きは大きめで、外はキツネ色でカリッと、中はトローリ。それにタコがぷりぷりなんです。

たこ焼き

まずは何もつけずに食べてみてください。しょうゆベースの生地でしっかりと味がついていて、ほかのたこ焼きとは一味もふた味も違います。生地と具の絶妙なバランスは、食べてみなくちゃわかりませんが、一度食べたら忘れられません!でもこの配分は味穂だけの秘密みたい。
別トッピングの青ネギをたっぷりのせて食べるのもおすすめ、これまた美味しいんです。
(もちろんしょうゆやソースもちゃんと用意されています。味穂ではお子さまでも食べやすいように、つま楊枝ではなく竹串。お箸ももらえます。)

お店のイートインコーナーは十数席ほどあって、対面のカウンターでは、スタッフが目の前で休みなくたこ焼きをくるくるとひっくり返しながら焼く様子が見られます。たこ焼きは8個420円、手軽にテイクアウトもできますし、休憩がてらビール片手に一服するのもOKです。

*こぼれ話*
よく、関西の家庭には一家に一台たこ焼き器があるっていわれますが、たぶん本当です(笑)。“はり”( 料理針、千枚通しに似た物)でたこ焼きを器用にひっくりかえす、おばちゃんやおっちゃんも大勢います(断言)。たまにご飯にしちゃう人がいるほど、たこ焼きはみーんな大好き。ぜひとも味穂のたこ焼きを食べて、その味の秘密を探ってみてください。

【鶴橋風月】目の前で焼きあがるアツアツお好み焼き

2008年3月12日

関西の“粉もん”、といえばなんといってもお好み焼きとたこ焼き。その中でも古くから親しまれている鶴橋風月は創業60年の老舗ですが、ここふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」にもできるんです!

こちらのお好み焼きは、つなぎが少なくてキャベツがたっぷり。といっても広島焼きとはまた違う味わいなんです。スタッフが目の前で最初から最後までタイミングよく焼き上げてくれるお好み焼きは、中はキャベツでふんわり、外は香ばしい焼き色でサクッ!(はー、おなかがすいてきました!) 自家製の少し甘めソースとマヨネーズとの相性も抜群で、胸焼けしないんです。定番のぶた玉をはじめ、特製玉子麺を使った焼きそばやモダン焼き、素材と焼き方にこだわった鉄板焼などメニューも盛りだくさん!

ではここから私、若宮の「お好み」ショットの数々をご紹介しちゃいます。

お好み焼き

焼きあがりを待つ間も楽しみのひとつ。アツアツを召し上がれ!

風月モダン焼

「風月モダン焼き」は、豚肉や魚介類など具沢山のお好み焼きに鶴橋風月特製の玉子麺をのせて焼き上げた超人気メニュー。キャベツは毎日スタッフが厨房で手切りしているんですって。

チャンポンそば

こちらもボリューム満点の、「チャンポンそば」。ぶた肉・牛肉・いか・えびが入った具だくさんの太麺焼きそばの上に生玉子がプラス。(希望すれば目玉焼きもOK) 他にもざく切りトマトがのっててパスタ感覚で女の子に大人気の「トマト焼きそば」もあります。まあ、一度食べてみてください♪

鉄板ならし風景

新しい鉄板を慣らすために、大量のキャベツを焼いているところ。
馴染ませるためになんと10時間以上も「慣らし」を繰り返しているのだそうです!

永谷さん

「スタッフみんな元気いっぱいで頑張ります!」とちょっぴり緊張気味の永谷さん。
プレサイトブログ見ました~!と声をかけてくださいね。

メニューは英語・中国語・韓国語もご用意、夜21時がオーダーストップです。
おみやげやお持ち帰り用に便利な冷凍のお好み焼きもあります。

【黒川本家】吉野本葛一筋の老舗が登場!

2008年3月11日

吉野葛といえば奈良の特産品のひとつ。ですが、残念なことに県内でもその「葛」のことをちゃんと知っている人は少ないようです。ふだん葛として市販されているのは、サツマイモやじゃがいもを混ぜたものが多いのだそう。

吉野葛

吉野本葛は葛の根からとったデンプンの純正品だけをさすものと決められています。くず粉(葛粉)は、マメ科のツル性多年草の「くず(葛)」の根から抽出される澱粉で“本くずでんぷん”ともいわれ、デンプンの中でも最高級品です!
(ちなみに片栗粉は本来ユリ科の片栗の根からできるのですが、こちらも現在はジャガイモが主原料になっています)

外観

かの谷崎潤一郎も当家に滞在し、「吉野葛」を執筆したそう。

吉野の本葛といえば、「吉野葛本舗・黒川本家」。ここの葛粉は全国の一流料亭や高級和菓子屋さんでは知らない人はないほど有名で、しかも「随一 吉野本葛」という登録商標と特許を取得しているんです。その老舗中の老舗が、尾田組のふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」に出店協力し、新しいお店が生まれます。ともに奈良の歴史と伝統、建築と食文化を受け継ぎ、まさに満を持して、という感じです。そこで今回は、吉野山の北にある宇陀市のお店に行ってきました。

登録商標

これがその商標“随一”。
この本葛しか使わないという職人さんもいるのだそう。

吉野葛本舗・黒川本家」は、1615年創業(・・・ということは江戸時代初期)、現在12代目とその息子さんたちが昔ながらの製法を頑なに守り続けていらっしゃいます。お話を伺ったのは、黒川家次男の黒川 健さん。葛にまつわるエピソードから、新たにオープンするふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のお店までいろいろとお話をきくことができました。

今でも葛づくりには井戸水のみを使い、手作業で行うのだそう。
どっしりとした看板が下がる建物は旧松山地区の有名な町家で、戸をあけて入るとそこには「宮内省御用達」の立派な文字が!

看板

透きとおって、ぷるるんとした葛湯をいただくと、ほんのり上品な甘さでおいしいです。私が小さいとき風邪をひいたときに食べていた「くず湯」とは大違い。粉くさくなく、冷えてもさらさらになりません。葛もちや葛まんじゅう、夏の葛きりってなんとなく京都のイメージがありますが、本当は奈良のものなんですよね。

ふれあい回廊「夢しるべ風しるべ」の1階では最高級の吉野本葛を使った葛きりや葛餅が食べることができます。また葛独特のとろみや白さを利用したスイーツ等も目下開発中だそうです。

吉野仕立てをはじめとする日本料理―――志まづ
二階の日本料理 志まづでは本葛豆腐(ごま豆腐)など、葛を使ったお料理がゆっくりいただけるそうです。日本料理では葛を使うことを「吉野仕立て」と呼びますが、ここでは本葛100%のおいしさが味わえます。また、奈良県内の大和肉鶏や大和野菜など地場の食材を使ったメニューが自慢なのだとか。


おまけ
せっかくなので黒川本家の吉野葛についてもう少し詳しく・・・。

吉野葛

大和連山の山奥に自生する葛の根を掘り起こし、繊維を砕いて取り出したデンプンをまる二日間晒(さら)し、あくの出た水を捨てつつ、沈殿したデンプンを集めて、さらに冷たい井戸水で晒します。これを寒晒しといい、数回繰り返したあとで、奈良盆地ならではの寒さと風にさらして風干しにするのだそう。その結果1kgの葛の根から葛粉は100gほどしかできないのだとか。(ほかのデンプン粉と違ってお値段が張るのも納得です) 正真正銘の葛粉(極寒晒し)は、固まりがとても堅くてブロックの角もしっかりしています。くず湯にするとその味は歴然です。

吉野葛

葛の根から取れるデンプンには発汗・解熱・血行促進などの作用があり、平安時代から薬用されてきました。漢方の風邪薬「葛根湯」の原材料にも使われていて、それからとれる葛粉も健康食品として見直されています。
またマメ科なので、イソフラボンも含まれており、美容はもちろん骨粗鬆症や更年期障害、乳がん等の女性疾患にも効果的なのだそうです。

【ゐざさ】奈良の名産寿司をぜひどうぞ。

2008年3月 7日

柿の葉寿司といえば、奈良の名産として有名で、とても人気がありますよね。奈良吉野・大台ケ原発祥の「ゐざさ」は大正10年創業、その柿の葉寿司は橿原神宮献上の品にもつかわれるほどです。全国各地の百貨店や、JR・近鉄の各ターミナル駅にもあるので、手土産や駅弁にされる方も多いのではないでしょうか。
(私のお友達も、柿の葉ずしをお土産にするとかなりテンションがあがります・笑)
柿の葉の香りがサバやシャケの風味を引き立てて、シャリもほろっとして・・・、なんといってもあの絶妙なサイズがいい感じ!私も大好きです。

ゐざさ寿司

柿の葉寿司は、もともとは海のない奈良で、熊野灘近海の新鮮な鯖を塩漬にして、ごはんと一緒に柿の葉に包んだ“なれずし”だったそうですが、今は寿司飯に酢でしめたネタをのせて柿の葉でくるみ一晩ねかせているのだそうです。

ところでゐざさでもうひとつ忘れてはならないのが、オリジナルの「ゐざさ寿司」。こちらは大台ケ原に自生する笹の葉で鮭の切り身を包んで作ったのがはじまりで、見た目にも美しく、奈良・吉野では結婚式の席にも登場するそう。この「ゐざさ寿司」を命名されたのが、東大寺管長清水公照師。この地に伝わる伝説、笹をまとい、猪の姿をした神様<いざさ王>にちなんだものだとか。
そんなゆかりもあって、奈良市押熊町の“ゐざさ平城山店”にはそのときの揮毫(きごう)や、東大寺大仏の台座の巨大な拓本が壁一面に飾られています。(これ、実は博物館級なんですって)

ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」では、柿の葉寿司やゐざさ寿司などおみやげ・お持ち帰り用の販売コーナーはもちろん、2階にはレストランもあります。柿の葉寿司、ゐざさ寿司と一緒に三輪素麺(これも奈良名物として有名!冬はあったかいにゅうめん)が味わっていただけるんですよ。紀伊半島の真ん中・吉野がルーツというだけあって、大和肉鶏に美熊野牛、紀州の岩清水豚や大和野菜など奈良にちなんだ旬の食材も使っています。

吉野杉の折箱に、奈良絵をモチーフにした赤はだ焼きの器に盛り付けられたお料理の数々。桜寿司や季節の手まり寿司も可愛くって美味しいんです!

使用器

奈良らしさとおもてなしをコンセプトに、尾田組のふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」の事業協力にあたって、建物も奈良の古民家をいかしたつくりになっています。レストランの3部屋はそれぞれちがった雰囲気が楽しめるのですが、実はこの建物は尾田組が代々使ってきたもので、お座敷のほかにコンテンポラリーな空間や、落ち着いた純和風のお部屋に仕上がっています。中でもいちばんのおすすめは、東大寺南大門、大仏殿、そして若草山まで一望できるお部屋。特等席はカップル席にもなっていて、デートや特別な日にぴったり!ぜひぜひ予約してお出かけください。(ラストオーダーのあとも余韻が楽しめるように、時間延長にも応じてもらえるそうです。)

最後に、もうひとつ見逃せないのが、ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のお店に飾られる“東大寺ゆかりの美術品”です。掛け軸や拓本などここでしか見られないアートに囲まれてお食事できるのも素敵ですね。

◎お店からのメッセージ◎
「販売しているお寿司や食品、レストランのメニューはもちろん、ご提供する器、レストランの眺望や展示されている美術品まで、すべて奈良にこだわり、奈良のよいものを取り揃えています。皆様のお越しをお待ちしています。」

【サリーレ 奈良】大切な日はとっておきのリストランテで。

2008年3月 7日

関西のグルメ雑誌やテレビ番組「美味彩彩」でも放送されたリストランテ サリーレ。おいしいイタリア料理がいただけると評判で、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。なんとそのイタリアンの注目店が「夢しるべ 風しるべ」にもオープンします。その名もズバリ「リストランテ サリーレ 奈良」。グルメランキングでもぐんぐん上昇しているお店ですから、オープンがとっても楽しみ~。 でもちょっと待って。「リストランテ」って確かイタリア語で<高級なレストラン>っていう意味じゃなかったかしら?(汗)

ristorante:イタリア語でレストランの意味。一般的にトラットリア、ピッツェリア、オステリアに比べ高級で、コースで食事が供されるのが一般的。高級ワインも揃っているお店。

あ、やっぱり。これはちょっとドキドキしちゃいますね~。

というわけで少し緊張しつつ、大阪・土佐堀のお店へ!オーナーシェフの文元 哲二さんにお話を伺いました。

――はじめまして。今日は新しく「夢しるべ 風しるべ」にオープンする「リストランテ サリーレ 奈良」についてうかがいたいのですが。
文元さん:「夢しるべ 風しるべ」を運営する尾田組さんから事業協力のお話をいただき、そのコンセプトと社長の熱意に共感して参加させていただくことになりました。奈良では初めてなので、正直まだわからないことや不安もあります。でも基本的に料理やサービスはここ(大阪のサリーレ)と同じ。お昼、夜ともそれぞれ3コース程度用意する予定です。イタリアンはいろいろありますが、サリーレ奈良は中でも素材力をできる限り追求していきたいと思っています。シンプル・イズ・ベストというか、ピラミッド型に組み立てるより、どちらかというと(一皿ごとの)直球勝負ですね(笑)。

――お客様から高いクォリティを期待されている、ということですね。
文元さん:“リストランテの本質”についていつも考えているんです。 まずは、食事を楽しんでいただくこと。2つ目は、お客様に気持ちのよい時間を過ごしてもらうために、いいサービスを提供すること。心を和ませてリラックスできる空間があって「おもてなし」できるわけですから。その結果、リストランテとして(料金に)見合った価値、いやそれ以上をご提供できるのだと思います。マニュアルのないサービスだから、お客様の状態に合わせた接客は大切ですね。

ランチ、ディナーとも、前菜やパスタ、メインはお好きなお料理をその日のメニューの中から選べる、プリ・フィクスのコースと、その日の“おまかせコース”も用意されるそう。もしも食べ物にアレルギーがある場合は予約する際に一言伝えておけば大丈夫。
そうそう、ワインの品揃えも相当なもの。常時ワインは80-100種類、他にシェリーやカクテル、ソフトドリンクもあり、お好みやその日にお料理にあうものを選んでもらえます。(もし迷ったらスタッフにぜひ相談を。好みを伝えればぴったりのものをチョイスしてくれるはずです)

メニュー例

☆メニュー例☆
ズワイガニと菜の花、イクラのアミューズ/ 仔羊のロースト 白いんげん豆のピュレのソース/ 旬果のミルフィーユ

リストランテ サリーレ奈良は武家屋敷を改造したつくりで、中はシンプルな和の空間になるのだそう。そんな中でゆったり美味しいイタリアンをいただくって最高の贅沢!大切な人とのデートはもちろん、お誕生や記念日のお祝いにもきっとぴったりですよね。
(ちなみに大阪・土佐堀のお店は大正時代の銀行を全面改装したもの。インテリアや照明も素敵で自然とリラックスできる上品な空間でした)

では最後に一言お願いします!
「やはり“リストランテの本質”を楽しみに来ていただきたいです。リストランテならではのお料理とおもてなしでお待ちしています。」

文元 哲二さん

料理の道を志し17歳でイタリア料理へ。その後、一時はマグロ漁船に乗ったり、料理から離れたものの23歳でカムバック。大阪の有名店での修行やイタリア留学を経て27歳で独立されたそう。 曰く、「素材を見て、メニューを組み立てるのが面白い。料理がやっぱり好きなんですね」

サリーレはうつぼ公園のトラットリア「ラ・マッティーナ」が移転しリストランテとして2006年にオープン。サリーレとは、イタリア語で「登る、上がる」の意味だそう。

【天平庵】万葉集にちなんだ、こだわりのお菓子を

2008年3月 6日

「天平庵」というスイーツ販売とカフェが「夢しるべ 風しるべ」にできると知り、ちょっと前からホームページをチェックしていた私。和菓子に洋菓子といろいろあって、どれもおいしそう! と、いうわけで今回は桜井のお店にいってきました!

天平庵ではお菓子の材料や品質管理にはかとことんこだわっていて、たとえば餡に使う小豆は、北海道十勝の契約農家だけから特別に仕入れたもの。「小豆で産地だけでなく農場まで限定している和菓子店はほかにない」のだそうです。 またイチゴや山芋、吉野本葛など厳選した奈良県産の素材を使っています。

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手前の小豆は本物です。

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対応してくれたのは青木さん。
――天平庵では「みかさ」がナンバーワンとお伺いしましたが?みかさって割と一般的な和菓子ですよね?(あれ、ちょっといきなり大胆な質問しちゃったかな?)
青木さん:ええ、天平庵では「朝焼き 大和三山」という名前です。まずはどうぞ食べてみてください。
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――(えっと、これは思わぬ展開。でも私、若宮はしっかりいただきます!)
うわー、生地が黄色くてふわふわ!餡はしっとり!これは全然違いますねっ。
青木さん:よくあるお菓子だから、食べていただくとその違いが皆さんにお分かりいただけると思います。
材料も自家製の餡100%、国産小麦、ヨード卵も100%使用しています。正直コストや手間はかかりますが、おいしくて安全、安心なものをご提供していきたいので。みかさは作ったその日に販売し、翌日に持ち越すことはしません。だから今日は今日の日付が入っているものしか店頭には並ばないのです。ほかの生菓子などもそうしています。

――(改めて包みをしげしげ見て) あ、本当ですね。でもそこまでしなくても・・・。
青木さん:100%にとことんこだわっていますね(笑)。お菓子は鮮度が命なので、できるだけ作りたてを食べていただきたいんです。それにお店に並ぶ当日の気温や湿度などによって職人が調整しているんですよ。

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――そんなこだわりがあるんですね!それなら“おみやげ”や“おつかいもの”にも喜ばれそう。さっきいろんなお菓子を見ましたが、和菓子だけじゃないんですね。
青木さん:天平庵は奈良にもこだわっています。奈良時代、木の実や果物、それからシルクロードの影響で蘇(そ)、今でいうチーズも食べていたわけで、そのような素材を使ったお菓子、洋菓子もあります。季節ものでは「おしゃれ」という名のいちご大福、これは白餡で見た目もきれいで甘酸っぱさがマッチしています。

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まず奈良で愛され、全国の人に天平庵のおいしいお菓子を食べてほしいとの願いから、お菓子の名前はできるだけ日本最古の歌集・万葉集から付けるようにしているそう。その奈良へのこだわりと熱い思いがふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のコンセプトに重なって、尾田組へ運営協力することになりました。2006年創業の天平庵と1830年(天保元年)からの歴史がある尾田組って意外、だけど奈良だから実現できたことなのかも!

青木さん:カフェでも天平庵のお菓子を召し上がっていただけますし、季節のスイーツも開発中です。おいしい日本茶はもちろんですが、紅茶やコーヒーもお出しする予定です。たとえば、ご家族で観光のついでに立ち寄られて、お子さんはケーキ、ご年配の方は和菓子と、気に入ったものを選んで楽しんでいただければ。みなさんに喜んでいただけるようなおもてなしができればと考えています。

――でも観光地も近いから、人気のお菓子がすぐに売り切れ、なんてことになったりしませんか?
青木さん:お客様がわざわざお越しくださるのですから、いくら人気でもお待たせしたり、品切れにするわけにはいきません。限定個数や販売時間制限もないです(笑)。多くの方に知っていただけるよう、真心こめておつくりしていきます。

うわぁ、さすが!いつ行ってもおいしいお菓子に出会えるなんて甘党じゃなくても要チェック♪ また「夢しるべ 風しるべ」だけのオリジナル商品も企画中とのこと。オープンが待ち遠しいです!!

【ももたろう】奈良の銘酒を取り揃え

2008年3月 6日

ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のお店のひとつにお酒屋さんがあります。私も結構、飲めるクチなので・・・興味津々で斑鳩にある「ももたろう」に伺ってきました。
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「奈良は日本酒発祥の地でね、1300年以上の歴史があります。吉野の水に、米、そして気候に恵まれて、全国的に見てもトップレベルのお酒が多い!“日本酒発祥地に銘酒あり”。歴史が違います。あ、これ話し出したら長なるよ(笑)」とおっしゃる杉本さん。でも奈良のお酒って、地元の人でもあまり知られていないとも。 「むしろ観光にこられたお客さんが奈良のお酒を買って帰って、おいしい!とリピーターになり、取り寄せされる方が増えていますわ」

――なるほど。でも奈良のお酒って他のとそんなに違うんですか?
杉本さん:日本酒のいわゆる清酒は、昔からずーっと米と水と麹だけで作られてきたんです。戦後、大手メーカーをはじめ、醸造用アルコールや甘味料など人工的な素材が加えられて大量生産されるようになってしまった。でも奈良には昔からの製法にこだわり続けがんばっている蔵元さんがいくつもある。その味を奈良の人はもちろん、全国の人にどんどん知ってもらいたいです。同じ水や米を使っても、米麹の仕込みひとつ、蔵元によって味わいが違う。ワインと違って、出来不出来は年によって変わるのではなく、作り手によるんですよ。

30年ほど前から全国のお酒を取り寄せたり、蔵元に直接出向いて添加物の入っていないおいしいお酒探しの結果、たどり着いたのは奈良でした。当時53軒あった蔵元も今では30軒を切ってしまっているのだとか。その蔵元すべてを回られて、ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のお店には選りすぐりの銘柄をびっしり並べるそう。

杉本さん:店舗の運営協力のお声がけをいただいたときに、観光客の多い東大寺さんの近くなら全国のお客さんに奈良のお酒をアピールできる!と思って。蔵元さんたちも期待して応援してくれてまして、仕込みのないときは(自社製品の)PRに来てもらう予定です。他の(出店する飲食)店舗にも置くんで。食事されて奈良のお酒も知ってもらえたらうれしい。いやー、がんばりますよ。」

――じゃあ、私にもとっておきを教えてください。お手軽なのを♪
杉本さん:うーん、おすすめはいろいろあるから・・・あ、これこれ、「ぼだいもと」!

――ぼだいもと?・・・えーっと、どういう字を書きます?
杉本さん:書きましょか?(とノートに書いていただきました)こう、「菩提酛」。かの織田信長も絶賛したほどでね、なんともいえず甘酸っぱいんです。奈良で2軒しか造っていない「どぶろく」もおすすめやし。それから酒通には「雄町(おまち)のお酒があるって、これ書いといて。

※華やかの「山田錦」、味わいの「雄町(おまち)といわれ、酒通をうならせる米を使った銘柄があるそう。詳しくはお店で!
お薦めしたお酒を買って帰ったお客さんが、あとでくれる感想がうれしいそう。日本酒の質問ならたいてい答えられる!とのことです。
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菩提もと造りとは、室町時代に奈良・菩提山正暦寺で創られた酒造法です。その醸造方法が正暦寺で約500年ぶりに復活し、地元の各蔵元が持ち帰って生産しはじめた古式甘露仕込みの濃醇旨口のお酒です。目印はこのラベル!

【幡・INOUE】ふだんづかいの奈良スタイル

2008年3月 4日

奈良の麻の魅力を全国に発信し続ける井上企画・幡、今回は京都市木津川にある「Lier幡」で素敵な麻製品を見せていただきながら、井上千鶴さんにお話をうかがいました。

井上企画・幡では、糸からつくった手織りの麻布を使って、小物やテーブルウエア、バッグなどを製作。デザインや染色、縫製にもこだわって一つ一つ丁寧に製作されているのだそう。他にも古布*と組み合わせた手提げ袋や、奈良印傳*をあしらったブックカバーなど、さりげなくおしゃれなのが素敵!
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「私は奈良で生まれ育ってきましたが、結婚・子育ての間、奈良を離れてみて、奈良のよさ、麻の素晴らしさ、日本の伝統美を再認識しました。その一方で奈良には他と違っておしゃれなもの、おいしいものが少なくて。奈良のよさを全国に発信したいという思いと、大好きなモノづくりや企画に携わっていきたいと思ったのがきっかけです。」とおっしゃる井上さん。今回、尾田組が運営するふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のコンセプトを知って参画されたのだそうです。

――ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」のお店はどんなかんじになりますか?
東大寺や正倉院、平城京跡の近くにあって全国からいろんな方が観光におみえになるでしょう。その方々が文化財や風景を楽しんだ後に、気軽に立ち寄ってくつろげる場所になればよいですね。(ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」の)オリジナル商品もありますし、実際に麻布を手にとって本物のよさを感じていただきたいですね。
inoue02.jpg ――カフェもありますね?
ええ。40席ほどで、お茶やスイーツのほか、奈良のおばんざいもあります。無農薬や有機などの素材からこだわり、お客さまに手づくりのおいしさを味わっていただきます。ドレッシングなども一から手づくりですから・・・正直、手間はかかりますが(笑)。シンプルだけど毎日食べても飽きない、おいしいものをと考えています。

“日本の世界遺産とともに生きる豊かさ・楽しさ・美しさ”が奈良にはあり、それが今はまだまだ伝えきれていないのが残念、と語る井上さん。今回の事業のコンセプトと意義を感じて他とは違う独自の奈良らしさ、幡・INOUEらしさを出していきたいと、ますます思いがふくらんでいるそうです。そんな井上さんのおすすめは「東大寺二月堂の回廊に夕陽がさす頃」と「夜の大仏様」。ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」は夜も営業しているので、足をのばしてみてはいかがでしょう。
inoue03.jpg “おみやげ”というよりも、奈良の“おすそわけ”って感じでしょうか。奈良へ行った記念として気に入ったアイテムを見つけるのもいいですよね。

お手入れのワンポイントアドバイスもいただきました。 「お洗濯した麻布は隅々を引っ張って干し、半乾きのときにアイロンを掛ければ綺麗に仕上がります。繊維の太い“タフ”(種)ならアイロンなしでも大丈夫。年月とともに色や風合いがかわるのも麻のよさです。」

*奈良の麻織物について: 材料のラミー(苧麻:ちょま)は、アジアで多く利用されてきた繊維で、欧米のリネン(亜麻)よりもシャリ感が強く、丈夫なのが特長。奈良晒は手紡ぎの糸を手織りした麻布を天日にあてて白くしたもの(越後麻布は雪で晒す)。
*古布(こふ):古くなった布生地を利用した昔ながらのリサイクル。奈良や京都では着物や帯をほどいて使い、絹の光沢と色柄が魅力。
*奈良印傳(ならいんでん):鹿革に漆で模様を刷る伝統技術。鹿皮の独特なやわらかさと漆の深い光沢が使い込むほどに味わいを増していきます。

プロフィール


若宮 詩識

ふれあい回廊「夢しるべ 風しるべ」準備室の若宮です。
2008年2月20日~3月19日までの一ヶ月間、オープンまでの様子をお伝えさせていただきました。

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